冬キャンプはしっかり準備しないと命の危険があります。なので、夏キャンプとは異なる用意が必要なことが多く、そのなかでもシュラフを冬用も買わないといけないのか悩んだことはありませんか?わたしはものすごい悩みました!
元々、封筒型の3シーズン(春夏秋)用シュラフ2個を持っていて、ファミリーキャンプもソロキャンプもこれらを使っていました。封筒型は全部開けば掛け布団になるので、子供2人いても一緒に使うことができ、マニー型より使いやすいです。
寝袋とシュラフの違い
寝袋は英語では「Sleeping Bag(スリーピングバッグ)」。一方シュラフはドイツ語の「シュラフザック(Schlafsack)」からきており、略して「シュラフ」。つまり「寝袋=シュラフ=スリーピングバッグ」なので、同じものを指します。
- 封筒型ー長方形をした上から下までの幅が同じタイプ。ゆったりとしているので布団に近い使い心地で寝返りもうてるが、体への密着性がない分だ、マミー型と比べると保温性が落ちる。逆にファスナーで開閉もできるので、掛け布団のように使える。
- マミー型ーミイラを意味するMummy(マミー)が由来。体への密着性が高く無駄な隙間が少ないため体温を逃がしにくいので、封筒型に比べ保温性が高いのが特徴。
「冬のソロキャンプもやりたいなぁ」と思ったとき、「今持っているシュラフとは別に冬用のシュラフも買わないといけないのかなぁ。でも出費が・・・」と悩みました。
冬用のシュラフは高価なものが多く、できれば買わずになんとかならないか、その方法を考えました。わたしの持っているシュラフは2つとも「使用温度目安」が「下限温度5度」のため、外気温5℃までなら快適に使用できるといった目安のシュラフです。この2つを重ね使いして冬を過ごすことができるか考えました。
シュラフ2枚重ね使いで冬キャンプを乗り切れるか検証
検証時の内容は下記のとおりです。
- 外気温マイナス10度
- 降雪、風なし
- テントはDODソロソウルウォウウォウ
- テント内にDODワラビーテントを設置したカンガルースタイル
- コット(キャンプ用簡易ベッド)使用、折りたたみマットを敷く
- 下限温度5度の封筒型シュラフ2枚を重ねて使用。1つ目のシュラフにはいって、さらに2つ目のシュラフに1つ目のシュラフにくるまれたままはいる方法。
結果は、「無事夜を乗り切れた!」
重ね使いするとかなり暖かい。無事冬用シュラフを買わなくても大丈夫でした。ただ、わたしは寒さにかなり強く雪山育ちなので、この検証だけで判断するのは難しい。普通の人でもマイナス3度程度なら大丈夫だと思うのですが、メーカーが公式に出している方法でもなく、環境や服装、体質などによってもかなり左右されます。冬のキャンプは死の危険がありますので、今回の検証はあくまで個人の見解です。参考にするかは自己責任でお願いします。
冬用シュラフもいろいろ検索すると1万円前後の商品もあり、湯たんぽを利用するとより暖かさを保てます。慣れていない方はしっかり装備し安全に冬キャンプを楽しみましょう!